今日は、おれが図書館に勤務していた頃の同僚の誕生日だった。 43歳になったという。 初めて出会ったのは、おれが41歳、彼女が22歳のときだったと思う。 現在の益田市立図書館ではなく、赤城町というちょっと山手にあった旧図書館時代から一緒だった。 その当時、新しい図書館建設に向けての準備をしており、彼女と、もう一人の青年とが、新入職員として入所(身分は市役所職員)してきたのだった。 もっとも、おれもその少し前に中途採用になっていたのだが。 彼女は広島の大学を卒業したばかりで、社会人一年生ということになる。 図書館の移転作業は大変だった。 それまで手作業だった約10万冊の図書をコンピュータ管理にするために、廃棄するものとコンピュータ化するものを取捨選択したり、新たに購入する本を選書したりと、やる事は山積みだった。 図書館長の指揮の元、職員たちは力を合わせて移転に取り組んだ。 新しい図書館は無事オープンし、おれも彼女も司書だったので、カウンター業務(本の貸し出し等)と平行して、選書やレファレンス(本に関する利用者からの問い合わせに応じたりする業務)を行った。 基本的には、おれが一般書を、彼女は児童書を担当した。 子供たちに本を読み聞かせる”おはなし会”という行事があり、彼女がボランティアの女性たちと一緒に運営していた。 おれは9年後に職を辞し、その少しあとに図書館は第三セクターの運営になったので、彼女たち職員は全員本庁に転属になった。 つまり、財政合理化のために民営化されたということだ。 おれは40代の全てを、彼女は20代のほとんどを図書館員として過ごしたことになる。 思い出はたくさんあるよ。 語り出したら千夜一夜かかりそうなので止めておく。 二人とも、今日まで生きてこれたことに、まずは感謝しよう。 そして、乾杯を。 Happy Birthday !!