http://youtu.be/cpGKeZa9XUw

神保哲生(ジャーナリスト)
宮台真司(社会学者)
ニュースコメンタリービデオニュースより

『 新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対していた泉田裕彦新潟県知事が、態度­を軟化させ、東京電力が原子力規制委員会に再稼働を申請することを認めたとするニュー­スが方々で大々的に報じられている。

知事は反対意見を軟化させ、再稼働に一歩近ける意味で申請を認めたのではなく、もはや­同原発を東電だけに任せておくことが危険と考えて、第三者からのチェックを入れる目的­で原子力規制委員会への申請を認めたに過ぎないのだ。
再稼働に一歩近づくどころか、むしろ再稼働が遠のいたと受け止めるべきだろう。

現に泉田知事は、東京電力に対して、上記の2条件を満たすことや、原子力規制委員会が­再稼働にお墨付きを与えても、新潟県の承認を得ずに再稼働はしないとの条件を付けた上­で、規制委への申請を認めている。
今回の規制委への再稼働申請と実際の再稼働とは、全­く別の問題だということだ。

にもかかわらず、報道上では「知事が申請を認めた」「再稼働に向けて一歩前進」などの­記事が乱れ飛び、東京電力に融資をしている三井住友銀行を主幹事とする銀行団も、再稼­働にメドが立ったとして、10月末に返済期限を迎える800億円の東電向け融資につい­て、借り換えに応じ、融資を継続する方向で最終調整に入ったという。

世の中に対して知事の真意は正確に伝わっているだろうか。

「再稼働に向けて一歩前進」が既成事実化される恐れはないのか。』


泉田裕彦

izumida