Siuil a Run

おれの子供時分には、洋楽を聴ける媒体はラジオだった。
なんとかポリュラーリクエストなどと名付けられた番組があったんだが、ノンジャン的な内容で、いろんな国のヒット曲が紹介された。
イタリアのカンツォーネ、フランスのシャンソン、アメリカのフォークソング、イギリスはもちろんビートルズで、もしかしたらストーンズもかかったかもしれない。
あとヴェンチャーズも人気だった。
そんなヒット曲のなかに、ピーター・ポール&マリーの『虹と共に消えた恋(Gone The Rainbow)』というのがあった。
彼らは通称PP&Mと呼ばれていたが、正式名はPeter, Paul and Maryだ。
1960年代のアメリカで最も成功したフォークグループの一つで、メンバーは、ピーター・ヤーロウ(Peter Yarrow)、ノエル・ポール・ストゥーキー(Noel Paul Stookey)、 マリー・トラヴァース(Mary Travers)のトリオである。
先日、ひょんなことから、この『虹と共に消えた恋』にルーツがあることを知った。
それは、『Siuill A Rún』というアイルランドの伝統曲である。
戦場におもむいた恋人を慕い、帰りを待ちわびる女性についての歌だと言われている。
この歌が海を渡って、アメリカで『Johnny Has Gone For A Soldier』という曲名で歌われるようになり、やがて『Gone The Rainbow』としても知られるようになったという流れだった。
歌が生まれ、旅をしたわけだな。


Siuill A Rún – Mary Black

http://youtu.be/OH4SWXuAXn0

Johnny’s Gone For A Soldier – Solas

http://youtu.be/hg2gSpuJuyE

Gone The Rainbow – Peter, Paul and Mary

http://youtu.be/cIDr-bNxjYY