昨日、下記の映画を観に行ってきた。
客席数400のグラントワ小ホールは、ほぼ満席の入りだった。
上映されたのは『普通に生きる』というタイトルのドキュメンタリー映画で、どんな重い障害をもっていても、地域の中で普通に生きて行ける社会をつくろうと、重度の障害がある子どもたちのために、親たちの努力で立ち上げた静岡県富士市にある通所施設の取組みを記録したものである。

「普通に生きる」予告編(5分)
http://www.motherbird.net/~ikiru

上映前に益田市に住む障害者の家族によるスピーチがあり、そのあと数名の障害者がステージに登場した。
そして、映画の内容は有意義なものだった。
印象に残ったのは、子供の障害を受け入れるまでは辛い日々の連続で、死にたいと思ったこともあるが、受け入れたあとは、この子が生まれてきてくれてほんとによかったと思う、という意味の言葉だった。
これはある特定の人だけでなく、多くの人がそう語っていた。
もちろん、受け入れられなくて、悲惨な結果に終わったケースもあるだろうけどね。
人は誰もその一生において、受け入れるしか先に進めないという状況に遭遇することがあるように思う。
心底から何かを受け入れることは難しい。
それはネガティヴなことだけでなく、ポジティヴなことでも同様だ。
例えば、何らかの分野において自分の成功を受け入れることは難しい。
成功を望んでいても、自分が成功することを心底受け入れなければ、その成功が実現することはない。
屁理屈のように聞こえるかもしれないが、そんな気がするんだよ。
子供の障害を受け入れた親御さんたちの明るさと強さ見て、受け入れる対象の困難さが大きければ大きいほど、受け入れたあとの至福度もまた大きいんじゃないかと実感した。
この映画は、たぶんこれからも全国のいろいろな町で上映されると思う。
その機会に出会ったら、ぜひ一観をお勧めします。