衆院選に向けて日本記者クラブが開いた党首討論会で、以下のような発言があった。
◆日本未来の党の嘉田由紀子代表
「大地を汚し故郷を奪う原発から10年後までの卒業を目指す」
◆民主党の野田佳彦首相
2030年代に原発依存ゼロを目指す」

机上の空論がスローガンになっているのは明らかだ。
こういう耳に心地よい主張に騙されてはいけない。

原発の廃炉には、いったい何年かかるのか?
日本には何基の原発があるのか?
使用済み核燃料の最終処分はどうするのか?
廃炉費用の総額はいくらかかるのか?
原発に代わるエネルギーのランニングコストは、いくらなのか?

原発の廃炉には、いったい何年かかるのか?という問いの答えを政党の党首が知らないはずもなかろうに、10年後の卒業を目指すとか、20年後のゼロを目指すとか口にすることは、国民をなめている証であり、はなから実行する気などないんだよ。
選挙に当選するための詭弁にすぎない。
当選後の豹変が目に見えるから、こういう政党を選ぶのは危険だ。

ろくな政党が無いにしても、「原発」と「TPP」についての公約を最重視して投票することが、何度も言うようだが、将来の自分自身や家族や友人、そして国を守ることになると思う。

◇参考まで
福島原発は廃炉にできない Vol.1
福島原発は廃炉にできない Vol.2
福島原発は廃炉にできない Vol.3
(ニューズウイーク日本版2011年7月27日号掲載)