そんなに見せようとしなくても ぼくからはちゃんと見えているよ
きみが見せようとするたびに きみは透明になっていく

透明になったきみは さみしさに泣くこともある
けれど涙も透明だから きみの悲しみに誰も気づかない

何を認めてほしいのか 誰から認めてほしいのか
幸福への乗車券を きみ以外の手に握らせないで

よく磨かれたガラスの向こうに きみは立っている
まるで二人の間に 壁などないかのように

(2018.3)