tomo blog

書く 歌う 結ぶ

月別: 7月 2017 (1ページ / 2ページ)

癌の「標準治療」

良記事を見つけたので、ご紹介します。

標準治療は「並」ではなく「特上」のこと
http://bunshun.jp/articles/-/3474

標準治療は確率的に見て「受けたほうが得することが多い治療」
http://bunshun.jp/articles/-/3474?page=2

(鳥集 徹)

浜田真理子さん美都にくる



島根出身のシンガー(ピアノ&ソングライティング)浜田真理子さんのコンサートが美都町であるので、出かけようと思っている。
音楽性は下載のニューアルバム「Town Girl Blue」の全曲試聴で垣間見れるよ。
この声が柚子と温泉の里に流れるのは素敵だと思う。
会場で会いましょう。

2017.8.11(金・祝)
18:00 OPEN
18:30 START
大人 : 1,500円(当日 2,000円)
高校生以下 : 700円(当日 1,000円)
(SUN MOON HALLにチケットあります)

ヘアカット・ライブ

五年ぶりなんだそうだ、他人の髪を切るのは。
自分のは、長く伸ばしていたときに切っていたとか。
おれは実験台というわけじゃない。
歌の練習のときに、ついでにヘアカットしてくれと頼んだら、快諾。
お礼はハーゲンダッツのバニラ味。
どうせならヘアカット・ライブにしようということに。
何でもありのSUN MOON HALLの面目躍如である。
彼女はかつて五年ほど美容師をしていたんだが、そのことを知る人は少ないかもしれない。


(3分7秒)

マモニイ、バンドに復帰♪

高い高い脚立から落下して肋骨を数本折ったドラマーがギブスをはめたままバンド練習に復帰した。
まだ少し痛むようだが、一応ドクターから許可を得たとのこと。
なにやらオートバイにもちょっと乗ったらしいぜ。
病み上がりなので、8月6日に出演する周南でのライブには、益田の誇る若手ドラマーも同行して叩き分けることになっている。
彼はマモニイの治療中に代理で練習につきあってくれたナイスガイである。
「TOMO TRIO」の応援に来ておくれ。




癌が寛解した男の戯言 Kankai 25

寛解後の月一腫瘍マーカー検査の二回目を受けに、戸畑まで往復した。
腫瘍マーカー値は、前回に引き続いて基準値内だった。
 CEA : 2.00(基準値 : 0~5.00)
 CA19-9 : 4.44(基準値 : 0~37.00)
来月の検査まで一息つけるな。
油断はしていないつもりだが、やはり寛解前とは緊張感が違うのは否めない。
体を冷やさないように気をつけている。
これまでの抗癌剤の副作用で足の指と足底が軽く痺れてて、なかなか回復しないんだが、その他には特に副作用と思われるものは無い。
ただ、直腸切除由来の不自由さはずっと抱えている。
しかし、「寛解(かんかい)」という単語は、補足説明をしなければ通じないことが多い。
いわば一時休止の状態で、「治癒」とも「治った」とも違うわけだが、なにかしっくりくる言い方はないものか。
小康状態
ちょっと一休み
治療不要状態
半治り
治癒未満


TOMO TRIO

マモニイの復帰を待ちながら、「TOMO TRIO」は練習を続けております。
見学者が一人でもいると、感想などが聞けるし、良い緊張感も出るし、ありがたき幸せなり。
やはり、ロックのトリオ編成はしっくりくる。



日本語でブルーズを歌うなら

ここまでやって、初めて、日本語でブルーズを歌うってことになると思うわけです。
もちろん演奏も含めてね。

「インチキ医療」の危険性についての懇談



鈴木美穂(日本テレビ社会部記者・がんサバイバー)
報道記者・ニュースキャスター。NPO法人マギーズ東京 共同代表理事。2008年、24歳の時にステージ3の乳がんを発症。以降、本業と並行してがん患者を支援する活動をする。治療後は再発・転移もなく、現在は治療の必要もない状態。

勝俣範之(腫瘍内科医)
 日本医科大学武蔵小杉病院教授
 国立がん研究センター中央病院乳腺科・腫瘍内科外来医長などを経て、2011年より現職。
 著書『医療否定本の嘘』(扶桑社)、『「抗がん剤は効かない」の罪』(毎日新聞社)など。

津川友介(医療政策学者・医師)
 米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)助教
 聖路加国際病院で内科医をした後、ハーバード大学院で医療政策学の博士号を取得、2017年より現職。
 著書『「原因と結果」の経済学』(ダイヤモンド社)。

——————————

日テレの動画
http://www.news24.jp/articles/2017/07/06/07366337.html

——————————

鈴木:私は9年前、2008年に乳がんになりました。こう言うと「がんになって9年経ってそんなに元気で、何か特別な治療をしたんですか?」と聞かれることがあります。でも、私は特別なことはしていません。ガイドラインに沿ったもの、「標準治療」と呼ばれるものを受けただけで。
いろいろな人と話して思うのは、有名だったり、お金があったりすればするほど、標準じゃないものを選んでしまいがちなのではないか、ということです。標準じゃなくて、特別なことができると思うからでしょうか。私自身、標準治療を受ける過程で、さまざまな誘惑がありました。

勝俣:誘惑とは、どのようなものですか?

鈴木:例えば、突然あまりよく知らない人から連絡が来たり、イベントに行ったときに話しかけられたりして。
「あなたがやっている抗がん剤治療は毒だから、一刻も早くやめた方がいい」とか「それは標準なんだけど、お金さえあればもっと簡単に治療できるんだよ」とか、そんなことを言われました。

勝俣:標準治療という言葉の意味が、まだ定着していない印象があります。もともと英語では「スタンダートセラピー」ですが、日本だと「標準=並みの」という聞こえになってしまう。しかし、これは「最善の治療」という意味なんですよ。

鈴木:その通りですね。「私は記者で、納得がいくまで調べて精査した上で、この治療を選んだ」とわかっていても、そのときは心が揺れました。やっぱり当時、抗がん剤治療は辛くて、これをやらないで済むのであれば、やってみたいと思ったことは何度もあります。結局はやらなかったのですが。

津川:やらなかった理由というのは、どのような?

鈴木:私の場合は、積極的に医師の意見を聞きに行き、知識を収集したからだと思います。自分の病気について、主治医以外の他の医師に意見を聞くことを「セカンドオピニオン」といいますが、私は2回ではなく7回、つまり「セブンスオピニオン」まで聞きに行ったんです。
何人もの医師に相談して、病気についての知識を身に着けていく間に、少しずつ自分にとって何を選ぶのがベストなのかが見えてきました。今振り返ってみると、選ばなかった治療には、「こっちを選んでいたら、今、私はここにいないだろうな」と思うものもあります。

勝俣:医師の中にも、例えば、未だに「抗がん剤は悪だ」というような、不勉強な方がいますからね。

鈴木:がん患者さんの相談に乗っていると、少なからず起きるのが、標準治療ではない治療を受けた方が、「私は間違った治療を選んでしまった」と納得できないまま亡くなること。それは本当に悲しいと思っていて。
生きていれば人はいつか必ず死んでしまいます。でも、たとえがんになっても、自分の選択に納得して最後まで自分らしく生きて亡くなるのと、「失敗した」と後悔しながら亡くなるのとでは、心の穏やかさがまったく違います。残されるご家族もそうです。

津川:人の命を扱う以上、「絶対」というものがない医療の中で、それなりに質がコントロールされているのが標準治療です。誤解を恐れずに言えば、うまい話はない。勉強や運動などもそうだと思いますが、「特別なことをやれば他の人より何倍もいい結果が得られる」なんてことは、医療に限らずあり得ません。
真実とは、地道な努力をコツコツと積み重ねた先にあるものなんです。医療についていえば、それが標準治療ということになります。だから「あまりうまい話を探そうとしない」というのは、心がけてほしいですね。そうしないと、そこにつけ込まれて、治るべき人が治らない、命が短くなってしまうことがあるので。

鈴木:何を信じるかによって、命の長さが変わってしまう現状があります。患者さんはどんな情報を信じればいいのでしょう。

勝俣:私はこれが今、一番問題なところだと思っています。飛びつきやすい情報というのは、マスメディアとインターネット、両方にありますよね。インターネット上の医療情報の信頼性については、昨年からいろいろと取り沙汰されていますが、がんの専門家の立場からすると、マスもネットもどちらも相当危ない。
テレビも、雑誌も、新聞も、本も、もちろんネットも、過激な言い方をすると、ほとんど信頼できない。現場とずれています。情報化社会と言われるのに、結局医療者と一般の方の知識のギャップは大きいままです。

鈴木:テレビ・ネットの報道に携わる人間として、身につまされます。

勝俣:10年くらい前、インターネットがこんなに発達するまで、患者さんは情報不足だったんです。みなさん「どこに行けば正しい情報が得られるか」と困っていた。一方、今は情報過多の時代です。情報で溢れ返ってしまって、結局、何を信じていいのかわからないという。

津川:アメリカで得られる情報と日本で得られる情報を比較するとわかるのが、日本人はもともと健康意識が高く、健康のことをすごく気にしている、ということです。
以前は情報がない中でもなんとか健康に生きようとしていたのでしょう。それが今、どうなったかというと、あまりに健康意識が高いために、さまざまな情報に手を出すようになってしまった。しかもその信頼性が低いものだから、実害が出はじめている、ともいえます。
現状は、健康に関する記事を出せばみんな読む、本を出せばみんな買う、番組を作ればみんな観る。そうすると「何でもいいから健康に関する新情報、意外な情報をどんどん流そう」という構造が生まれてしまう。これが社会を混乱させていると思います。
実害がなければ目くじらを立てることはないのかもしれませんが、抗がん剤のような情報は、人を不幸にすることが本当にあるので。エビデンス(科学的な証拠)のない医療を受けて、命を落とす方、病気を悪くする方が実際にいる以上、社会としてどう守っていくかを、考えなければならないでしょう。

鈴木:そもそも、専門家でないと、正しい情報とそうではない情報の区別がつけづらいですよね。

津川:「AとBのどちらを選んでもいいですよ」というグレーゾーンはもちろんあります。しかし、はっきり白黒ついているものもあります。明らかに正しいもの、明らかに正しくないものは、はっきり判別できるようにした方がいい。

鈴木:明らかに「クロ」、正しくない情報とは、どんなものですか?

勝俣:私が長年、ニセ医学の検証をしてきて傾向をつかんだ、「インチキの五カ条」があります。以下のうち、2つ以上の項目が当てはまるようでしたら、「インチキ医療」の可能性が高いので、注意してほしい、というものです。
 1. 「○○免疫クリニック」「最新○○免疫療法」などの謳い文句
 2. 調査方法などの詳細が掲載されていない「○○%の患者に効果」
 3. 保険外の高額医療・厚生労働省の指定のない自称「先進医療」
 4. 患者さんの体験談
 5. 「奇跡の」「死の淵から生還」などの仰々しい表現

津川:先進医療についてですが、本当に「“まだ”エビデンスがそろっていないけれど、将来効果が認められる可能性がある」治療なら、厚労省が「先進医療」に指定しているはずです。
逆に言えば、厚労省が先進医療に指定していないものはインチキである可能性が高いということも、患者さんが知っておいた方がいい重要な情報ですね。

鈴木:体験談はよくありますが、これもインチキの可能性が高いのですね。

勝俣:エビデンスのピラミッド(順位)でいえば、いち個人の体験というのは、もっとも信頼できないものですよね。

鈴木:わかっていても「この人が治ったんなら自分も治るんじゃないか」と、そそられてしまいます。

勝俣:しかし、そもそもその患者さんが実在しない場合もある。あるいは、どこか隅の方に小さく「抗がん剤と併用していた」「手術後に使い始めた」という記載があるとか。だったらそれは抗がん剤や手術の効果じゃないか、と。

津川:「がんが消えた!」というのもありますよね。

勝俣:インチキほど「がんが消えた!」と言いますね。「がんが治った!」だと薬機法に抵触するおそれがあるので、「消えた」と表現する。

津川:おお、ではこれは六カ条目ですね。

勝俣:たしかにそうですね(笑)。

津川:「科学が証明していないすごいものが、まだ世の中には眠っているかもしれない」と考える患者さんが多いのかもしれませんが、やっぱり、そううまい話はないんです。それに、効果がないことは「悪魔の証明」と言われるくらいで、証明するのが難しい。
その結果、正しくないと知りつつ、お金儲けのためにインチキをする人が出てくる。医師や薬剤師、栄養士など、本来はプロ意識により、そういうことをするべきでない専門家まで、それに加担している。市場が歪んでしまっているんです。
保険外診療の中には、詐欺まがいのものも含まれています。普通「◯◯したらがんが治る」と謳えば詐欺です。しかし、医師免許を持っているだけで、それが保険外診療として提供され得る。本来は医師のプロ意識で解決するべきですが、今は機能していません。何らかの規制が必要な段階かもしれない。

鈴木:本気でその治療に効果があると思っている医師の方もいるのでしょうか。

津川:エビデンスのない治療を信じている人もいるでしょう。それは宗教と同じなので、他の人に迷惑をかけないのなら個人の自由かもしれません。しかし、少なくとも専門家が正しくない情報を発信するのは許されないと思います。

勝俣:情報の非対称性が解消されていない以上、圧倒的に弱い立場なのは患者さんですからね。

津川:最近思っているのが、医療不信や昨今の健康本ブーム、ネット上の医療キュレーションメディアの問題というのは、ひょっとして医療者側にも原因があるのではないか、ということです。
患者さんに病気を告知したとき、よく受容のプロセスと言いますが、患者さんはまず、とてもショッキングなことを言われて、頭が真っ白になる。そのあとそれを否認するんですね。「そんなはずはない」「(医師が)間違っているんじゃないか」と。これまでなら、そのあと徐々に受け容れていって、「これからどうしよう」と考え始める。
昔はここで、患者さんは医師のところに、どうにか戻ってきてくれたんです。「やっぱりもう一度、話を聞かせてください」と。でも、今は先ほどもあったように、情報過多の時代です。さらに、健康本やインターネットの先には悪意を持っていたり、お金儲けを目的にしていたりする人がたくさんいる。
そんな状況で、あまりにもドライに「これが医学的に証明されています」と言っても、患者さんが受け容れられるわけはありません。「藁をもつかむ」という言葉がありますが、患者さんはたとえ詐欺的なものでも信じたい。人はなぜインチキだとわかっていても信じたくなるのか、と問わなければ何も変わりません。
医療者側はその気持ちを本当に理解できているでしょうか。こういう問題は医療者やメディア側の目線で語られることが多いですが、苦しんでいるのは誰よりも、患者さんですよね。

勝俣:おっしゃる通りだと思います。患者さんが科学的根拠に乏しい質問をしてくると、無下に否定してしまう医療者もいます。しかし、これではますます信頼関係が損なわれる。
がんの情報というのは、患者さんにとってうれしくないことも言わなければいけない。「治る」と言ってあげたいけど言えない。「治らない」と言わなきゃいけないこともある。「転移しました」「再発しました」これらも患者さんにとっては聞きたくない情報です。
患者さんにはそのサポートが必要です。やっぱり、がんの治療が難しいとなったら、「簡単だ」と言ってくれる方に逃げたいじゃないですか。これをうまくサポートできてない、サポートする時間的余裕がない現状がある。
その結果として、「がん難民」といわれるような患者の方々が出てきてしまう。積極的治療が難しくなってきたときに、病院から放り出されたように患者さんが感じることは、大きな問題です。例えば「緩和ケア」のように、患者さんの痛みを取って生活の質を向上させるのも、立派な標準治療ですよね。
医師に余裕がないなら、海外では一般的なオンコロジーナース(精神的ケアまでを含めたがん治療の専門ナース)の外来診療への導入などを検討するべきかもしれません。

鈴木:日本でもがん専門看護師が少しずつ増えてきましたが、果たす役割は大きいですよね。

津川:並行して、メディア教育と、医療者には科学的根拠のない治療の規制が必要でしょう。規制は悪いもの、規制緩和は良いものと無条件に考えてしまいそうですが、インチキ医療により人が命を落としたり、病気を悪くしたりというのは、自由診療など規制緩和の流れの中で起きていることとも言えます。

鈴木:なるほど、今の医療の課題と、これからどうするべきかが、はっきりしてきました。最後に、患者さん、そしていつ患者になるかわからないすべての人にとって、結局、どうするのが一番ですか?

津川:本屋の健康本コーナーにある本に、まともな情報はほとんどありません。インターネットの情報が玉石混交なのは、もう繰り返し指摘されています。医師にもおかしなことを言う人がいる。
ですので、大事なのは、鈴木さんのように、がんセンターやがん拠点病院といった、医師の知識や技術がある程度は担保されている専門の病院で、複数の医師から情報を収集することではないでしょうか。

勝俣:標準治療についての理解も必要です。国立がん研究センターのサイトから、ガイドラインやがんの情報を学ぶことができます。

鈴木:この記事もネット上の情報ではありますが、専門家のお二人が真剣に議論した内容ですので、これを読んでくださって、何らかの気づきがあって、今から軌道修正したり、何かあったときに、納得のいく選択ができたりするようになる方が増えたらいいなと思います。

——————————

2017.7.7
「BuzzFeed Japan / 朽木誠一郎」

癌が寛解した男の戯言 Kankai 24


(Photo by Jose Pepe)

三年前の今日、七夕の日に、直腸癌術前治療のために高槻の大阪医大付属病院に入院した。
願い事を書く短冊も笹も無かったので、心の中の短冊に書いたのかどうか、覚えてはいない。
それから、それから。
三年経った2017年の七夕の朝、ローリング・ストーンズのメンバーだったブライアン・ジョーンズ(1969年7月3日に死亡)が録音したモロッコの民族音楽を聴いている。
何かのきっかけで過去の出来事を思い出すとき、自分は今を生きていると気づくんだ。
今を生きているときには、過去も未来も今にあるから、今に生きているという自覚は無い。

癌が寛解した男の戯言 Kankai 23

“頭の良い人たち”の中にも自分の頭で考え自分の見解を持つ人はいる。
人は好き嫌いで大概のことを判断するが、この世には好き嫌いや善悪を越えた判断をすることが必要なこともあると思う。


1 / 2ページ

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén