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月別: 8月 2016 (1ページ / 3ページ)

癌と共存する男の戯言 193

八月最後の日。
今日は午後からAkiraとF-nieがステージ照明を取り付けに来てくれた。
APAS(Akira PA Service)からSUN MOON HALLに提供された照明である。
二人のプロによる作業を感心しながら見ていた。
さすが手際がいい。
何度も書いていることだが、この場所はいろんな人の厚意が集まって、少しずつ出来上がってきた。
だから、いろんな人が心楽しく寛げる店として運営していきたいと思っている。
明日からいよいよ九月だ。
SUN MOON HALLのオープンは9/18。
こけら落としライヴを企画しているので、お楽しみに。
詳細は明日ご案内します。

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黒いカラス

この曲は、ジョニ・ミッチェルのオリジナルをダイアナ・クラールがカヴァーしたもので、2004年にリリースされた彼女の7作目のスタジオ・アルバム「The Girl in the Other Room」に入っている。
動画は2004年に開催された Montreal Jazz Festival でのライヴである。

Musicians:
Diana Krall – Vovals, Piano
Anthony Wilson – Guitar
Robert Hurst – Bass
Peter Erskine – Drums

癌と共存する男の戯言 192

広島の友人と電話で話した。
おれのブログを読み、癌の転移のことを知ったのでメールを書いていたが、書き言葉ではもどかしく感じたので、直接話したいと思ったということだった。
こちらの心情を推し量りながら話しているのがわかり、そういうふうに心を向けてくれるのが嬉しかった。
思ったより元気そうでよかったと、これまで何人もの人に言われたことを彼も言って電話を切った。
ありがとう、おれは大丈夫だよ。
落ち込んでも事態が好転するわけじゃないから、ただ事実を受け入れるんだ。
そうして最適の対処方法を考える。
この二年余り、ずっとそうしてきたようにね。

癌と共存する男の戯言 191

前回の記事からブログのサブタイトルを少し変えた。
「共生」→「共存」
大辞林によると、共生とは異種の生物の生存様式で、一般的には二種の生物が互いに利益を交換して生活する相利共生をさす。
相手がいなくなると、もう片方が困るわけだ。
共存とは二つ以上のものが同時に(一緒に)生存したり存在したりすること。
相手がいなくなっても、もう片方の生存が危うくなることはない。
腫瘍は宿主がいなくなると困るが、宿主は腫瘍がなくなっても困らないので、おれと癌との関係性は共生というより共存がふさわしいだろうと思ってね。
腫瘍の種はリンパ液によってすでに全身に運ばれてしまった。
あとはそれが育ち始めるかどうかだ。
奴とうまく共存していければ、それでいいんだよ。

癌と共存する男の戯言 190

今日は主治医から、これまで受けた治療の評価を聞く日。
いつもの道を通って、一路戸畑へ。
これまで受けた治療とは、直腸から後腹膜リンパ節に転移した腫瘍を、放射線と抗癌剤(+温熱&高気圧酸素)でアタックするというものだ。
8/17のCT検査と8/24のPET検査の結果をふまえての評価が下されたわけだが、結果は素晴らしく、後腹膜リンパ節に転移した腫瘍は消滅していた。
すわ寛解かと喜んだのはつかの間で、その続きがあった。
PET画像を示しながらドクターが説明してくれる。
「こことここに、1センチくらいの腫瘍があります」
見ると、画面には二つの赤い点が。
場所は左の肺である。
「まだそんなに大きくないし、数も二つなので、放射線で叩くと治癒の可能性が高いです。四日間の入院で治療します。どうしますか?」
「やります」と即答。
リスクはそれなりにいろいろあるようだが、この世にリスクのないものなどない。
という経緯で、次なるミッションを与えられた。
もう少し体験せよということだろう。
9/18にはSUN MOON HALLのオープンがあるし、10/9にはRSのライヴがあるしで、入院は10/17からということにしてもらった。
長いこと闘病してきたので少し息抜きも必要だと感じるし、適切なブレイクだと思う。
そんなわけで、寛解ならず。


癌と共生する男の戯言 189

今日は約3.5ミリシーベルトの被爆をした。
PET検査を受けた故。
PETとはポジトロン・エミッション・トモグラフィーの略で、陽電子放射断層撮影という意味である。
PET検査は癌細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込むという性質を利用するもので、ブドウ糖に近い成分(FDG)を体内に注射し、時間をおいて全身をPETで撮影する。
そうするとFDGが多く集まるところがわかり、癌を発見する手がかりとなる。
FDGからは放射線(γ線)が放出されるので、わずかではあるが被爆する。
朝食は抜き、水分のみ摂取可能。
検査着に着替えたあと、まず採血をして血糖値をみる。
次にドクター自らFDGを注射。
個室で約90分待機したのち、いよいよ撮影だ。
10分ほどで終了。
今回は画像チェック後に再撮影があった。
PET検査は多くの癌の病期(ステージ)診断や治療の評価として使われるようになってきているが、検診として勧められるだけのエビデンスは確立されていないようだ。
アメリカではPET検査が過剰に行われることに関して、米国臨床腫瘍学会が「初期治療を終了した無症状のがん患者に定期的にPET-CTを撮影することはやってはいけない」と警告を出しているとのこと。
ともあれ、おれは検査を受けた。
結果は明後日にわかり、それをもって最終評価が下される。

I’m not in love

きみはどのタイプなのかな?
ストレートに思いを告げる人?
それともこの歌のように屈折した言い方をする?
あなたはどのタイプなのかな?
ストレートに告白されたい人?
それとも素直じゃないけど真意は伝わってくる方がいい?

癌治療に伴う「食事の悩み」解消を目的とした食事・レシピ集掲載サイト

kamaaid

ネット上の情報は玉石混交だが、中にはとても有益なものもある。
癌と食事に関するサイトがあるので、紹介しよう。

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「kama-aid」運営開始のご案内
癌患者さんの家族が抱えるであろう無力感を解消したい、このような想いで当サイトを開設しました。
生活の中で多くの時間を共にする「食事」について、参考にできるもの・選択肢を広げることができるものを提供し、「食事を支えたい」という願いに対して、希望を見いだせるようなサービスを目指しています。
当サイトでは、癌患者さんが抱えるであろう「食事の悩み」について、悩み解消を目的とした、管理栄養士考案のレシピを紹介しています。
「kama-aid」
http://kama-aid.com/
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癌と共生する男の戯言 188

吉賀町にあるカフェ&ベーカリー”草の庭”のオーナーから、20周年記念イベントをするから来てとお誘いがあったので出かけた。
もう20周年か、そんなになるのか、と感慨深かった。
おれは”草の庭”の初期の頃から懇意にさせてもらっているからね。
発病以来ご無沙汰してたので、ずいぶん久々の再会だった。
店内は土間が板張りになっていたりして少し変わっていたが、何よりの変化は息子さんの成長だった。
こないだまで小学生だった気がするのに、いつの間にか15歳の高校生になっていた。
背も抜かれていた。
その姿に、なんだか嬉しくなる自分がいた。
旧友のクラさんもやってきて、互いの無事を確認。
イベントには、地ビールの移動販売やビザ、カレー、焼き鳥、サンドイッチ、珈琲、ソフトドリンクなどの店が出ており、”草の庭”の前にある広場に用意された席でゆっくり味わえた。
吉賀町は有機農業に力を入れていることもあってIターン者がけっこういるんだが、そのうちの何人かが参加していた。
ギターを弾きながら歌う人たちもいて、おれも声をかけられたので、お祝いを兼ねて歌った。
The Weight と Honky Tonk Womenを。
陽射しは強かったが風が心地よく、ゆったりした時間を過ごせたよ。

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癌と共生する男の戯言 187

SUN MOON HALLで作業していたら、しゅう@RSのミック・テイラーからメールが届いた。
「何か手伝うことはないですか?」
ありがたや、ありがたや、渡りに船と来てもらうことに。
あらがじめ彼が調達してくれていた卵を収めるホルダーを壁に貼り付ける仕事を依頼した。
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卵ホルダーは吸音材として利用できるんだ。
彼が作業を始め、おれは柱のオイルステインがけをする。
やがて、ステージ後方の壁にモダンな雰囲気のベルトができた。
一見、それらが卵ホルダーの群れだとは気づかないだろう。
それにしても、SUN MOON HALLを作るにあたって、いろいろな人が協力してくれる。
古い着物地を使って洋服を制作されている先達からオリジナルカーテンの差し入れがあったり、U-zou@アーガスのドラマーがガラス製ローテーブルとピアノ椅子を持参してくれたり。
SUN MOON HALLは、幸せ者だ。

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