リビングウイル(尊厳死の宣言書)とは、たとえばこんなもの。

尊厳死の宣言書
①私の傷病が、現代の医学では不治の状態であり、既に死が迫っていると診断された場合には、ただ単に死期を引き延ばすためだけの延命措置はお断りいたします。
②ただしこの場合、私の苦痛を和らげるためには、麻薬などの適切な使用により十分な緩和医療を行ってください。
③私が回復不能な遷延性意識障害(持続的植物状態)に陥った時は生命維持措置を取りやめてください。
以上、私の宣言による要望を忠実に果たしてくださった方々に深く感謝申し上げるとともに、その方々が私の要望に従ってくださった行為一切の責任は私自身にあることを付記いたします。
○年○月○日
自署

兵庫県尼崎市で長尾クリニックを開業している長尾和宏医師のブログ「町医者だから言いたい!」を読んでいるんだが、今回のでリビングウイルに言及していた。
リビングウイルという言葉を知らなかったので、調べてみた。

「リビングウイル」とは(日本尊厳死協会)

リビング・ウィル(Wiki)

町医者だから言いたい!Vol.1862「長尾先生を許しません」
本人へのがんの告知を、家族が阻止することが時にあります。
本人を想いやっての行動なのですが、日本独自の風習です。
がんという病名や再発したなどの病状を、うっかり本人に伝えてしまった場合、家族に殴られそうになることさえあります。
また、患者本人の強い希望で在宅医療している末期がんの方を、子供や配偶者が無理やり入院させることもあります。
家族が親の穏やかな最期を邪魔しているという場合が実に多い。
本人の想いと家族の想いが180度違い、医療者はその狭間で右往左往します
だから、日本の医療問題とは家族の問題と言い換えられると思う時さえあります。
やはり、リビングウイルを文書で書いておくべきでしょう。
これは終末期医療に限らず、抗がん剤治療のやめどきについての希望も含みます。
医療者の立場からすれば、リビングウイルがある患者さんは助かります。
「本人はこう希望されています」と家族に説明できるからです。

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おれは生前に自分の希望を息子たちに伝えておくことにしよう。