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月別: 10月 2004 (1ページ / 3ページ)

温泉

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気持ちよく晴れ渡った午後に、自宅から47キロ離れたところにある温泉に出かけた。
柿木村にある柿木温泉はとの湯荘という村営の温泉だ(画像参照)。
入浴料350円也。
茶色く濁ったお湯が、いかにも鄙びたムードを醸し出している。
湯船からは、高津川の清流と、川向こうの小山と、その上に広がる空が見える。
ゆっくり浸かってぼんやりと雲を眺めるには最高の温泉である。

なぜに温泉なのか? 
まあ、好きやねんと言うしかおまへんが、もう一つ理由がある。
それは、吉方位にある土地のエネルギーを利用して運気を高めるためなのだす。
おっと、お兄さん、引かんの。

実は、先日のお江戸漫遊の際に、あちきは友人の紹介で気学と方位学の大家に会ったのです。
夫婦がペアになっていて、夫の方は知識で攻めるタイプ、妻の方は直観(霊感?)で攻めるタイプ。
二人で双方の足りないところを補い合っているから、なかなかに的中率は高いとの前評判。

その高い的中率で「あんさんの運気はすでに尽きておる(関西弁やなかったけど)」と宣われた。
がーん!ほんまでっか? 
いきなりショックなご発言。
「なんとかなりまへんの?(関西弁やなかったけど)」と食い下がるぼく。
「そうですねぇ、方法が無きにしもあらずですが…」
「ということは、あるってこと?」
「吉方位を使って運気を高めれば、なんとか…」
「なんですか? その吉いくぞ! じゃなくて吉方位って」

そこで彼らは方位学について語り始めた。
「要するに、特定の日に、あなたにとって吉となる方角に行って、温泉入ったり、土地のものを飲食したり、神社に参拝したりして、その土地のエネルギーを体に取り込み、あなたの運気を高めるということなのです。祐気取りとも言いますけど」
「温泉いいっすね。わし好きやねん。それくらいなら出来そうですわ」

でなわけで、ご夫妻はぼくに12月までの祐気取りに適した日と方位を教えてくれんさったのよ。
そしてしばらく雑談していると、奥さんが直観(霊感?)が働いたのか突然こうおっしゃった。
「再来年ブレイクするわよ。あなた才能あるから、がんばってよ!」
おうおう、耳に心地いい占いだけ信じることにしているおいらのこと、さっそく有難くそのお言葉を頂戴仕りやした。

てなわけで、吉方位温泉一大プロジェクトの幕は切って落とされたということなのよ。
で、柿木温泉てわけ。

先日は鹿野町にある石船温泉にも行ったった。
なんのことはない。
ただの温泉好きの温泉巡りのための理由づけやんか。

夢と現

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最近リアルな夢をみる。
昨夜は図書館時代の同僚が夢に登場した。
目覚めてもその感触が残っていたので、枕元にあるケータイを取って彼女にメールを書いた。
「…元気にやってる? 何か大きな変化があった? おれは、ようやく(?)独りになったことくらいかな…」
ほんとに久々のコンタクトだった。
ほどなく返事があった。
会いたいなとよく思いますと書いてあった。

彼女が新規採用で図書館に入ってきたときから約10年間一緒に仕事をした。
お互いのいろんな事情を知っている身内みたいな存在だ。
ほんとにいろんなことがあったなと改めて思いだす。
どうやら、もうじき結婚するみたいだ。
その前にクリアするべきことがあるらしいが、まあ大丈夫だろう。
当人同士の絆がしっかりしていれば問題ないよ。
近い内に会ってメシ喰おうということになった。
この夏にオープンしたItalian Kitchen Cafeにでも行こうと思っている。

ちなみに彼女はもう図書館にはいない。
図書館自体が第三セクターの管理下にはいり、市職員は全員本庁に引き上げたからだ。
俺も辞めないであのまま残っていたら、市民課の窓口なんかで「あっ、住民票は、そこの用紙に記入してくださいね」とか何とか言っていただろうか。
彼女は現在、企業誘致のセクションにいる。
ずっと司書の仕事をするつもりだったろうから、異動して2年の間にずいぶんと辛い思いをしたかもしれない。
たいぶ慣れたとは言っていたが。

画像は俺たちが働いていた図書館だ。
新規オープンの準備の段階から関わっていた。
いまではもう遠い過去の出来事に思える。

バーコード頭の男

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その男とは約二年一緒に働いた。
立ちんぼと呼ばれる日雇い労働をしていたある日、労務者を雇いにきたその男の仕事をしたのがきっかけだった。
何が気に入ったのか、男はうちの会社へ来いよと言った。
会社といってもいるのは男一人で、仕事はトビ職だった。
その日からおよそ職人らしくない二人の珍道中が始まった。
男はインテリで謎めいていた。
なんでトビ職なんぞやっているのか理解に苦しんだ。
あまり大きくない建物の仮設足場を設けるのが主な仕事だった。
ラチェットというボルト回しを腰に差し、単管と呼ばれる鉄パイプやアンチーという足場板と格闘した。
たまにヘルプのトビを雇ったが、大概は師弟のみで仕事をこなした。
ぼくは結婚したてで子供も一人いたが、そんなことをやりながら暮らしていた。
ある時、男は困った顔をした。ぼくがその理由を訊くと、集金がうまくいかなくて支払いの金の工面がどうしてもできないのだと言った。
ぼくは自分のカードローンを使って限度額の半分を引き出し、男に貸した。
それ以来、月々の給料は払ってくれたが、借金の返済までには至らなかった。
ぼくは限度額の残り半分を借りて、前回分の返済にあてた。
もちろん利子はかかったが、一旦返すとまた半額借りられるので、同じ方法で男が返してくれるのを待った。
そうこうするうちにぼくたち一家は諸事情で帰郷することになった。
男はショックを受けているようだった。
ぼくも何だかとても残念な気がした。
男との日々はなかなか興味深く面白かったからだ。
男はその時五十代の始めくらいで、高校生の娘が一人と二十代の彼女がいた。
雨が降ったときなど、男はぼくを自宅に連れて行って、自ら料理して食べさせてくれた。
こんど海外にぱーっと遊びに行こうとかなんとか景気のいい話をよくしていたが、ついに実現はしなかった。
郷里に帰ってすぐ、男は電話をくれた。
無事着いたかどうかの確認だった。
あの金はいつ返してくれるのか、とぼくは訊いた。
もうすぐ返せるから、と男は言った。
それが男と話した最後になった。
やりかけの仕事を残したまま姿をくらましたと風の便りで聞いた。

京都日記

久々に会った次男は、坊主頭にサッカーで真っ黒に日焼けした顔がまるでブラザーだ。
身長2センチ抜かれて、見上げる首が痛いわい。
ちなみに中2だす。
彼女がいるらしい。
うーむ、それはちょっと見せてもらわねば。(←なにゆえに?)

彼は母親と母子家庭を営んでおり、彼の兄は俺(一応父親)と父子家庭を営んでおるという人生模様なのです。

中学校へサッカーの練習を見にいった。
彼はキーパー。
サングラスをかけたチャラチャラした格好で写真を撮っていたら、やめい!と怒られた。
しばらく見学したあと、担任や部顧問のセンセイにご挨拶。

「あ、どうも。カイトの父です」
いきなり名前を言うところが、俺の俺らしいとこ。

センセイは父親の姿に接して「これは私がしっかりとカイト君を導いてあげなければ…」と保護本能を増長させたことであろう。

ははは、それが目的なんじゃい。

このようにして京都の時間は流れ、わたくしは大阪から島根行きの長距離バスに乗ったのであります。
今回バスの利用が多いのは、まあ一言でいうと「…」からさ。

夕暮れの中国道をバスは行く。
見上げる空の上弦の月が律儀に俺を追いかけてくる。
そ、そんなに追いかけても無駄さ。
俺はしょせん風来坊。
おまえと所帯は持てぬ身ゆえ、ここはすっぱりと諦めておくんなせえ、愛しい月子ちゃん。

さてケータイでmixiにアクセスしてみっか。
お、椎茸はんの歯がアップされとるやん。
この犬歯からみると、やはり彼はハンガリーをルーツとする由緒正しきバンパイアかもしれん。
こんど広島行くとき、土産にヤスリ持ってったろ。

以上で、旅日記を終ります。ご静読ありがとうございました。

ナニワ日記2

台風一過の穏やかな晴天の下、河内長野平野を先達と車で走った。
この辺りの千早赤坂は南北朝の武将楠木正成の拠点だった所だ。
以前、父が家系図を見せながら我が家は楠木正成の子孫だと言ったとき、そんなことに価値はなく、今の我々がどういう人間かどうかが問題だと反発した覚えがある。
しかし時間を遡ったこの地に、もしかすると先祖かもしれない一人の男が生きていたことをリアルに想像できたのは、土地の持つ記憶のエネルギーの作用だったろうか。
夕方になり先達に別れを告げて近鉄で京都入りした。
青白い京都タワーが夜に浮かんでいた。

ナニワ日記1

夜行バスで朝七時過ぎに大阪の天王寺に着いた。
小雨が降り始めていた。
近鉄で富田林まで行き、先達と合流する。
今夜は彼の家に泊まるので一日いろんな話をした。
その中で出た話題に台風の役割という仮説がある。
彼曰く「台風は活断層に溜った地震エネルギーや、火山のエネルギー、そして様々な理由で蓄積した土地土地のマイナスエネギーを抜くために発生する。
20号は阿蘇を、21号は広島を浄化した。
広島は被爆以来長い時間をかけて自浄してきたが、この度の台風の作用で完全に浄化された。
今後の広島は飛躍的に良くなると思う。」
みんなこの仮説をどう思う?

江戸日記4

今回のお江戸フラフラ旅では、いろんな人に会った。
旧友7人、初めて会う人4人。
昨日会ったのは極めつけの旧友で、なにしろ高校卒業以来という山岳部の仲間だから35年ぶりだ。
そう、わしは山男だったんやで。
若いときの友人は、久々に会っても一瞬で会わなかったブランクを埋めることができる。
これはみんなも体験したことがあると思うけど。
で、今夜はHideさんに会う予定。
楽しみだ。
そのあと夜行バスで大阪の天王寺に向かいます。
明日からはナニワ日記だす。
〈業務連絡〉
メッセージくれた人ありがとう。
帰宅したら返事書くからね。

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