tomo blog

書く 歌う 結ぶ

ついに老眼鏡デビュー

こないだの入院中に本を持ち込んで読んでいたところ、あまりにも活字が見にくいので、こりゃもう年貢の納め時だなと觀念したわけさ。
幸運にもSUN MOON HALLの常連さんにメガネ店のオーナー夫妻がいるので(ダーリンは妹の久美の同窓生)、さっそく相談に出かけた。
店には頼もしい息子さんもいて、彼といろいろ検討した。
本がスムースに読めればいいんで、遠視専用のに絞った。
遠近両用という選択肢もあったわけだが、なんとなくピンとこなくてね。
近々免許更新があるので、メガネをかけんさいと言われる可能性もあるけど、そのときに考えることにした。
さっき取りに行ってきて、さっそくかけて活字を見たら、まーよー見えんさること。
67歳にして老眼鏡デビューと相成った。
似合うかな?


(商談中)


(ブランド名で選んだわけじゃないが)

CVポート使用レポ

5月22日に福岡県春日市の福岡徳洲会病院にて、先日留置したCVポートを使っての初めての抗がん剤点滴を受けた。
腕の静脈血管からの点滴と違って、とてもスムーズだった。
専用の針を刺すときは少し痛いが、あとは特に苦痛もなく継続できる。
長期に渡って抗がん剤治療を受ける人にはお勧めだ。
腕の血管は細いので血管炎を起こすリスクが高く、一度血管炎が生じるともうその血管は硬くなって使えない。
それが重なってくると、いずれ両腕とも使える血管がなくなる可能性が高い。
CVポートを埋め込むオペはたしかに身体的にも精神的にもハードルが高いけど、その価値は大いにあると思う。
目的は抗がん剤による腫瘍の消滅あるいは進行を抑えることにあるのだから、投与ができなくなるのは避けたいからね。
CVポート留置に関するレポはここにあるので、ご参考まで。

誕生日

昨日は退院と入院の谷間に咲く美しい花だった。
いろいろなカタチの真心がやってきた。
それらは発光しながら回転し始め、巨大な渦巻きとなって上昇した。
昨夜の夜空が一段と輝いていたことに気づいただろうか?
見上げると一つの星雲が生じていた。

CVポートが留置されたので、明日から次回寛解を目指す無期限の治療が再開される。
二泊三日の入院を三週間スパンで実施。
寛解しても、その後半年は継続になるので、少なくとも今年いっぱいはかかるだろう。
毎日を懸命に生きるのみだ。

ありがとう。

CVポート留置オペ

腕の静脈から抗がん剤を点滴中に血管炎を起こしてしまい、今後しばらく続くと思われる投与に腕が耐えられそうになくなったので、「中心静脈ポート造設術」を受けることになった。
手術日は5/16だった。
午後2時半に手術室に入った。
手術台に横たわる。
スタッフに何か有線の音楽をかけましょうか?と訊かれたので、70年代の洋楽をお願いしますと答えた。
まず聴こえてきたのはポリスの「Message In A Bottle」だった。
これは幸先がいい。
オペ中を通して知らない曲も流れたが、好きなのもかかった。
10 ccの「I’m Not In Love」とか、Steely Danの「ディーコンのブルース」とか。
ドクター登場!
今回のオペは局部麻酔を使うということで、おれは初めての体験だ。
全身麻酔と違って意識がはっきりしているので、独特な緊張感がある。
オペの流れは、あらかじめ俄勉強をしたきたので、ある程度はわかる。
最初の局部麻酔は首だった。
それなりに痛い。
ドクターと協議して、鎖骨の下の静脈ではなく首の静脈からカテーテルを入れることになっている。
傷跡は目立つが、首からの方が低リスクだから。
カテーテルは心臓の近くまで差し入れる。
「うまく入りました。続いて鎖骨下部の皮膚を切開しポートを留置します。」
二本目の麻酔が打たれる。
「電気メスをください。」
ドクターは落ち着いた声で二名のスタッフに指示を出す。
安心と信頼を喚起する声質と話し方である。
顔はシートで覆われており、少し閉塞感がある。
肉の焼ける焦げ臭い匂いがしてきた。
ポートの埋め込みが終わると、ポートから首まで皮膚の下にトンネルを作って、ポートとカテーテルをジョイントする作業にかかった。
さらに三本の麻酔が打たれる。
そのようにしてオペは進み、正味55分で終了した。
ドクターとスタッフに礼を言い、病棟から迎えに来た看護師さんと車椅子で手術室を出た。
また新たな経験を積むことができた。
やはり人生は面白い。

(ドクターに頼んでもらったレントゲン写真)

ときどき思い出す

そういえば、おれは癌患者だったんだと、ときどき思い出す。
それくらいでいいんだ。
一昨日の夜にステージで歌ったんだが、やはり治療の影響は出ていた。
たった6曲歌った最後には少し声が枯れてしまった。
味覚がヘンで、苦味を感じる。
睡眠不足になると、やはりこたえる。
体温は35℃台を推移。
とはいえ、食欲は落ちていないし、まあ元気な方だろう。
明日から入院で、誕生日前日に退院予定。
てな近況である。

Honky Tonk Women – ZZ.Riders


All Along The Watchtower – ZZ.Riders

母のこと

月一のペースで母を、かかりつけ医に連れていく。
昨日、その帰りに裏庭の木の側で写真を撮った。
母は今年の二月で米寿になった。
膝が悪いので歩行が困難だが、頭はクリアである。
母の実家は山口県東部(島根との県境)の小川・海坂という場所にあり、高等小学校(今なら中学二年生)を出るまでは片道二里(8キロ)を歩いて通っていた。
帰宅するのはいつも暗くなってからなので、家で復習をする時間はなかった。
それで必然的に授業を集中して受けるしかなかったという。
つまり、その場で頭に入れるということだ。
頭が今も明晰なのは、それが一因かもしれない。
あるいは毎日行う新聞記事の熟読か、クロスワードを解くことか。
いずれ別れが来るだろうが、先に逝くのがおれでないようにしなくては、というのが闘病の最大のモチベーションなのは確かだ。





(撮影 : 久美)

Born and Raised



何年か前から、おこがましくもバースデーライブというのを行ってきた。
自分をダシにしたイベントを仲間たちと楽しめたらいいなという動機で始めたものだ。
今年のダシは特別で、sun moon recordsというレーベルを立ちあげて、オリジナル曲を歌うシンガー&ソングライター達に声をかけて、ライブレコーディングをやろうと思っていた。
ありがたいことに賛同者が多く、11人の同志が集った。
けれど、がんが再発してしまい、治療に専念させてもらうことにした。
幸いみなさんの理解を得て、次回寛解まで延期になった。
代わりに、もし自分がいなくても行えるようなイベントを考えてエントリー者を募った。
当日の体調しだいでは、おれも参加したいと思っている。
ただ、誕生日の週は入院とオペと治療があって退院が前日なので、どうなるかなといったところだ。
たぶん大丈夫だと思うので、一応おれもエントリーしておいた。
イベントのタイトルは「誕生と成長」である。
誕生日は、自分がこの世に生まれて成長して今日に至るまでのことを振り返る日にしたい。
誰かを傷つけたり自分が傷ついたり、恥ずべきことや愚かなことをしたり、人を愛したり愛されたり、美しいものやことに涙腺がゆるんだり、からだやこころの一部分を失ったり、失敗や成功から多くのことを学んだり。
そして、また一日一日を積み重ねていく。

Born and Raised
https://www.facebook.com/events/439258999836573/

1 / 200ページ

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén