写真 : 野村ゆき
詩 : Tomo Kusunoki


 
あの世というものがあるとして
あの世には この世のものは何一つ持っていけないだろう
たぶんね
ましてや あの世というものが無いのなら
なおさらね

この世界はブルー
美しくもあり 憂鬱でもあるような

きみに伝えたくて 喉まで出かかって
飲み込む言葉
秘めた思いは力強いが
放たれた途端に輝きが失せる
それでも貯め込むよりは増しだろう
カネにせよ スペルマにせよ

この世界はブルー
美しくもあり 憂鬱でもあるような

昔の男は思い出の中にいてほしい
思い出というより ただの記憶だけど
あなたの時計の針は止まったままなの?
わたしはもう二万光年の彼方にいるのに
青い惑星を見つけたから
しばらく暮らしてみるわ

この世界はブルー
美しくもあり 憂鬱でもあるような