写真 : 野村ゆき
詩 : Tomo Kusunoki


 
鬼は木々のうしろの暗闇に潜んでいる
葉に当たる光は闇をより深くする
自然の有様は人の心の有様だ
誰の心にもある 日なたと暗闇
その割合は人それぞれだが
状況によって変化するもの
仏が鬼にもなるし 鬼が涙を流すこともある
鬼に変身していく我が身を見放さないこと
それこそが人間のプライドだ
自分の居場所にいるがよい
鬼よ