写真 : 野村ゆき
詩 : Tomo Kusunoki


 
苦痛が窓辺の席に座っている
止むことのない痛みは心身を消耗させる
我が痛みを知って他者の痛みを知れが
それは あくまで想像にすぎない
自分にしか この痛みはわからないという孤独感
わかるよーと言われても わからんくせにと思う
わかろうとしてくれる気持ちは嬉しいけれど
ふっと痛みが和らぐと すっと眠りに落ちていけるだろう
それはまるで あのときのように
それはまるで とっておきの楽しみ
苦痛が窓辺の席から立ち上がる
おまえはこれから どこに行くのか