写真 : 野村ゆき
詩 : Tomo Kusunoki


 
ふと目を上げるとガラス窓の外に葡萄の枝が見えた
緑の葉と緑の房が風にゆれている
唐突に彼女を感じた
姿形ではなく印象のようなもので
けれどそれはリアルだった
そばにいても一緒にいないと感じる
そばにいなくても一緒にいると感じる
木漏れ陽の煌めきはあなただ
わたしはわたし自身を感じたい
この風景の向こうに