写真 : 野村ゆき
詩 : Tomo Kusunoki


 
十字路に立ち 空を見上げた
欧州の中世のような空模様だ
磁石を当てにするのか
風の流れに従うのか
行きたい方角に向かうのか
敢えて気が進まぬ選択をするのか
生きることは選択をし続けること
あのときああすればよかったかな
あとになってそう思わない人はいないだろう
黒いフード付きコートを着た男がやってきた
近づいてきて地底から聞こえるような声で言う
今日おれは機嫌がいい
おまえに特別に教えてやろう
あのな 自分に望ましいことを受け入れる勇気を持つんだ
望まないことは受け入れ易い
意外に思うかもしれないがな
みんな ほとんどの時間を心配に費やす
起こってほしいことを思い続ける必要はない
ただ受け入れればいいのさ
さて わしの気が変わらんうちに立ち去るがよい
もうすぐロバートという男がやってくる