一瞬は永遠

moment equal eternity

カテゴリー: 写真と詩と (Page 1 of 6)

写真と詩と 091


Yuki Nomura

「縁」

人に出会いと別れがあるように
縁もまた出会って別れる
縁あってという言葉は良い意味に使われるが
そうじゃない縁もある
でもさ それは必要な縁なんだよ
縁に善悪はない
学びが終われば自然に切れるさ
せっかく出会ったんだ 愛し合おう
おんぼろ車で出かけよう
縁が晴れた空を飛んでいる
見上げた木々の繁みがキラッと光るとき
きみは 決して別れない縁と出会う
その一瞬 きみは永遠と溶け合うんだ

写真と詩と 090


Yuki Nomura

「鬼」

鬼は木々のうしろの暗闇に潜んでいる
葉に当たる光は闇をより深くする
自然の有様は人の心の有様だ
誰の心にもある 日なたと暗闇
その割合は人それぞれだが
状況によって変化するもの
仏が鬼にもなるし 鬼が涙を流すこともある
鬼に変身していく我が身を見放さないこと
それこそが人間のプライドだ
自分の居場所にいるがよい
鬼よ

写真と詩と 089


Yuki Nomura

「空に落ちていく」

秋の野原に寝転んで 雲ひとつない空を見上げていたら
宙ぶらりんな気持ちになった
足元に広がる青は海かしら
見続けると吸い込まれそうだ
思い切って飛び降りようかな
最近よく空を飛ぶ夢をみるんだ
夢分析では なんて診断だっけ?
現状に満足 それとも不満足
生きてるだけで嬉しいけれど
できれば痛みと別れたい
秋の野原に寝転んで 雲ひとつない空を見上げていたら
秋桜が一輪やってきた
人生の道連れが いるといいね

写真と詩と 088


Yuki Nomura

「世界の見え方」

晴天に誘われてドライブに出かけた
山間の道沿いでは木々が紅く色づいていた
紅葉した小さな葉っぱが見える
世界が青く見える人には この葉も青く見えるのだろう
世界が赤く見える人には どう映るんだろうね
世界は在るがままに在る
思い込みを排して自由な心で辺りを見回すと
この世界は いったいどんな姿で現れるのか
そんなことを想いながら光と風に包まれて走る

写真と詩と 087


Yuki Nomura

「ネコまたまた曰く」

人は見ているようで見ていない
人は見てないようで見ている
これには「そのとーり」と財津さんみたいに賛同するだろ?
前者は自意識過剰な人に教えてあげたい
後者は油断している人に知ってほしい
わたしら人間に興味なんかないけどさ
たまにはそんなことが目につくのよ
可愛いと愛してくれる人間に
ほんのお礼のアドバイス
心の自由 体の自由
どちらも人生には必要なもの
わたしらには両方あるから
あとはポカポカの陽ざしがね

写真と詩と 086


Yuki Nomura

「二つの炎」

きみとぼくの中に炎が揺らめいている
同じ炎には違いないが在り方が違う
ぼくの好きなぼくと きみの好きなぼくは違っている
きみの好きなきみと ぼくの好きなきみは違っている
それは当然なようでもあり 稀に一致する幸運もある
地球が誕生して以来 炎が途絶えたことがあっただろうか
自分の内なる炎を感じられるなら前進できるさ
きみの目に炎が見えたなら ぼくはそのことに安堵する
炎はすべてを焼き尽くすが 長い夜の救いでもある
きみとぼくの中で炎が揺らめいている
今日ぼくは 炎が融合できることを知った

写真と詩と 085


Yuki Nomura

「月」

月の輝く明け方に おまえは旅立った
どこへ向かったのかは知らない
老兵でもないおまえが消え去ることはなかったと思うが
知らないことを知ることに喜びを覚える性分だものな
たまには近況の便りをくれよ
おれがステージで歌っているときにさ
歌声は光の速さで返信できるから
おまえへのメッセージを乗せて
どこにいても 見上げる月は美しい
おれはそんなとき いつもおまえと共にいる

写真と詩と 084


Yuki Nomura

「アンテナ」

花はなんのために空に向かって咲くのだろう
幼いころに そう思った記憶がある
その時分にはわからなかったが今は理由を知っている
宇宙からのメッセージを受信するためだと
観測可能な宇宙の果てまで464億光年
地球を中心として半径464億光年の巨大な球体
広大すぎる空間のどこかに メッセージ発信可能な存在がいるはずだ
花はそう考えた
自分は大地から離れられないから
ひたすら待つことにした
遠いところにロマンを感じるから
それは不満の反動ではない
地上に咲く無数の花は すでにメッセージを受け取り
未知なる存在と交流しているかもしれない

写真と詩と 083


Yuki Nomura

「まなざし」

まなざしは心と直結している
きみは何を語りかけたいの?
そうか もしかしたら
ぼくを見てなどいないんだ
ぼくはただの風景で
見つめているのは かつて歩いた異国の夜景
きみの心にふれたいんだ
それはぼくの欲望と希望
陽光がふりそそぐ水路のほとりにきみは立つ
この瞬間の世界で一番美しいもの
それは きみという唯一無二の存在だ
この瞬間に宇宙で一番たしかなもの
それは まっすぐなきみのまなざし

写真と詩と 082


Yuki Nomura

「ビジョン」

これからこうなりたいというビジョンを持っていた方がいい
そんな声を聞くことがある
たしかに一理ある
ただ 柔軟性を持ってということを忘れないようにしたい
硬いビジョンは色っぽくない
自分のビジョンと違うことに遭遇すると それを避けてしまう
もしかすると その遭遇の先に面白い光が待ってるかもしれないぜ
ほんとは ビジョンなど無い方がいい
自分の思惑など高が知れてる
起きてくることを味わえるかどうか それが大切
一見よいことも そうでないことも
鳥になって自分の人生を俯瞰してみよう
流れの先にあるものは死であるにしても
逆らわないで流れに乗ってみよう
恐怖に起因する判断には引退してもらおう
鳥の視点こそがビジョンと呼べるものだ

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