Yuki Nomura

「滑走路」

二通りに使われる
飛び立つためと舞い降りるために
飛び立ちっぱなしというわけにはいかない
必ず羽を休める時が来る
反対に舞い降りっぱなしは可能だ
我々は地上に棲む者だから
でも それでいいのか?
受け入れることと受け身であることは違う
待てることと待つことは違う
幸運は待っていても来ないし待つ必要もない
今在ることに勝る幸運はないから
小型の旅客機が離陸態勢に入った
やがて再び着陸するとしても
それまでの道中を気ままに楽しもう