Yuki Nomura

「決断」

ある日 川辺りを散歩してたら
空飛ぶ円盤が目の前にふわりと着陸して
光り輝く影がテレパシーで脳内にコンタクト
なあ 乗らへんか?
毎日毎日おもろいことないかなと思ってるやろ?
こんな地球なんて離れて わしらの星に来いへんか?
酒は旨いし ねーちゃんは綺麗
一瞬こころ惹かれたおれは思い直す
そんな誘惑に乗るもんか
おもろなくても住み慣れたここがええ
未知はやっぱし怖いもの
住めば都と言うじゃないですか
青年は荒野をめざすとも
あ 青年ではなかったか
それから光り輝く影は百万言を費やして説得を続けた
しだいにめんどくさくなったおれは
13秒後に結論を出すことにした
円盤に乗り込み未知な世界に向かうか
踵を返して平凡で退屈な日常を受け入れるか
さて カウント開始
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