ストリート・ミュージシャン

ビルの駐車場から出て小さな広場の横を通りがかると、若者が一人で歌っていた。観客は舞い落ちる雪のみである。仕事でこの地に滞在している広島の中江くんだった。歌うたいはこれができて一人前だと思わせるような、ひたむきさがあった。立ち止まって、しばらく聴いていた。心の内に暖かな灯りがともったような気がしたよ。

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