2006 6 29

末の妹

ここのとこ、父の見舞いを兼ねて三人の妹たちが次々と帰省した。現在は六つ違いの末のが滞在中だ。俺が25歳のときに高円寺のボロアパートに住んでいたら、隣の部屋に越してきた。それ以来(というのもヘンだけど)の付き合いである。独特ののんびりした感じが、いつまでも変わらないのが好ましい。お互い歳を取ったよな。

24


2006 6 24

鳥の卵

脚立を使って柿の花を摘んでいたら鳥の巣があり、中に紫色の斑模様の小さな卵が四つ入っていた。何て鳥なんだろう? 枯れた木の枝などを丹念に集めて作った巣は、なかなか立派な出来だった。ためしに一つ、そっと摘んでみたら、どこかでハラハラしながら見ている視線を感じた。心配いらへんよ、親鳥はん。ちゃんと元に戻すし。

23


2006 6 21

柿畑を渡る風

柿畑の上に広がる空の続きには海が横たわっている。その波頭をかすめた風は陸地へと向かい、汗まみれのシャツを脱ぎ捨てた季節労働者の上半身に清涼なキスをして吹き去る。おい、待てよ、風。過ぎ去ったことを過去と呼ぶって、今初めて気づいたよ。去年も見たこの風景が教えてくれた。二度とその日に立てない昨日の連なり。

22


          Today:136 hits
          and 75 unique
          Total:215478 hits
          and 37845 unique