2006
5
17
オダギリジョー
過日、大河ドラマ「新選組!」を垣間見た折りに、暗い情念を秘めたまなざしの男優が目についた。他の俳優達にはない、こちらの狂気を刺激してくる色気があった。だいぶ後になって、彼の名と経歴を知った。「血と骨」を観ていたら、途中から出てきて独特の華のある存在感を醸し出していた。色や華は、やはり生来のものだろうか。
過日、大河ドラマ「新選組!」を垣間見た折りに、暗い情念を秘めたまなざしの男優が目についた。他の俳優達にはない、こちらの狂気を刺激してくる色気があった。だいぶ後になって、彼の名と経歴を知った。「血と骨」を観ていたら、途中から出てきて独特の華のある存在感を醸し出していた。色や華は、やはり生来のものだろうか。
銀行にバカ高い自動車税を払いに行ったら声をかけられた。高校時代の古典の先生だった。古典は嫌いだったが、この人は好きだった。ウイットに富んだ人物で、図書館時代に利用者として来館されていた。「まだ若いのぉ」と80歳の青年から言われ、そうかまだまだ若いんだ、と妙に納得してしまう。「先生、2ショット撮りましょ」

第77回アカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞を受賞したこの映画を、遅れ馳せながら観た。75歳になるイーストウッドの目の細め方は、荒野の用心棒やダーティ・ハリーの頃と変わってないなあと、精一杯生きて悔いはないから酸素の供給管を外してくれと言える生き方をしなきゃなと、そんなことを思いながら。
