2006
3
30
働く老人たち
郵便振替をするために街角の簡易郵便局に入った。本局は混雑しがちなので敬遠したのだ。職員はなんと全員が年輩の女性で、黄地に白ストライプのユニホーム姿だ。てきぱきと事務処理を行う人は、たぶん八十代ではなかろうか。体の続く限り働ける環境があることは幸福なことだと思う。旅立つ日まで社会に参加していてほしい。
郵便振替をするために街角の簡易郵便局に入った。本局は混雑しがちなので敬遠したのだ。職員はなんと全員が年輩の女性で、黄地に白ストライプのユニホーム姿だ。てきぱきと事務処理を行う人は、たぶん八十代ではなかろうか。体の続く限り働ける環境があることは幸福なことだと思う。旅立つ日まで社会に参加していてほしい。
一番の子供孝行は、親が楽しく幸せに生きて見せることだと思う。そりゃまあ飢えさせるわけにはいかないが、子供の為にしてやれることは、大人になるって何だか楽しそうじゃんと思わせてやることくらいのものだ。子供からは親を手放せないから、親の方からそうしてやれば、彼らは安心して自分自身の人生を生きていくだろう。
本棚の本を何となく手に取り、適当に捲っていたら、ある言葉に目が止まった。
『たとえば幸福になりたくても、愛を得たくても、行為によってそこへ行き着くことはできない。そこへ行き着くには、そこにいることだ。行きたい場所にいなさい』
頭では何とかわかるが、心にストンと落ちたとは言い難い。でも、これは、もしかして。